保育士のひどい薄給、保育所受け入れ数が増えない原因に

保育所への入所を希望しながら入れない待機児童が5年ぶりの増加に転じたことが、厚生労働省のまとめで分かりました。
政府は今春、子育て支援の新制度を導入しましたが、需要の伸びにとても追いついていません。
少子高齢化の時代を迎え、子供を増やそうとアピールしても、これでは次の子供を産もうなどと誰も思わないでしょう。
このまま人口減少が続けば、将来の労働力を支えるのは女性しかいません。
なのに、女性の働く芽を摘み取っているようにも見えます。
受け入れ数を増やせない背景にあるのは、保育士が集まらないからです。
千葉県や兵庫県では定員を増やしたのに、保育士を確保できず、子供を預かれなかったことがたびたびあったようです。
保育士の年収はざっと300万円。
重労働でとても気を使う大変な仕事なのに、びっくりするような薄給です。
各保育園では施設運営費の8割程度が人件費といいますから、国や自治体が支給する運営費の少なさが原因となっているようです。
保育士と同様に重労働で気を使う仕事の看護師や歯科衛生士、介護士なども薄給で知られています。
女性が多く働く仕事の給与が低すぎるのは、ビジネスモデルを作るのも施設運営費や補助金額を決めるのも、男社会の発想だからと勘ぐってしまいます。
女性の社会進出はめまぐるしいのに、社会はなかなか変わりません。

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